オオカサゴケを使った苔テラリウム
1ヶ月ほど前、地元の植物園で苔展が開催されました。
苔を使った盆栽やテラリウムの展示と、苔やグッズの販売もされていたので、思わず買ってしまいましたよ。
ホウオウゴケ(左)とオオカサゴケ(右)。
最近、苔が一部でブームじゃないですか。
だからなんだかミーハーみたいで苔に手を出すのはちょっと抵抗があったのですが、ミーハーな部分もあるのでやってみたいと思います、苔栽培。
それにね、我が家は日当たりが悪いので苔栽培に向いていると思うの。
まあ、そういうわけでオオカサゴケを使った苔テラリウムに挑戦した話をしたいと思います。
苔テラリウムに必要な道具
今回苔テラリウムを作ってみて、苔以外に必要だと思った道具をあげます。
- 透明なガラス瓶(苔の種類によっては蓋つきのもの)
- スプーン
- 用土(苔用のものがあればなおよし)、小石など
- ミリオンA
- 霧吹き
意外と、100均や家やそこらへんで手に入るものばかりです。
テラリウムの作り方の本には、よくピンセットだの色んな道具が載っているけど、最初は不要です。
指でいけるいける。
スプーンに関しては、コンビニでもらったやつの使用後です。
ただし、テラリウムはインテリアも兼ねてるので、好みに応じて石や小さな岩、流木なんかは必要かもしれません。
ガラス瓶を買うところから始める
透明な瓶って自宅にありそうで、ない。
小さい瓶ならあるんですけど、ちょうどいいサイズのガラスの瓶ってない。
だから、シャレオツな雑貨店で買ってきました。
シャレオツ(だと思った)瓶。
(背景がシャレオツでないところが悲しい。)
100均でもあるっちゃあるんですけどね。
完全な透明なガラスでないところが、かえっていいと思っています。(もしかして手作り?)
オオカサゴケの苔テラリウムを作る
では、実際に作っていきますよ~。
小石を敷く
100均で買った小石を敷きます。
用土を敷く
苔展で購入したコケ用の用土を入れていきます。
(ケト土:赤玉土=7:3 にくん炭を少量混ぜたものでもOK)
川砂で見た目を整える
水を遣ったときに用土がドロドロになったら嫌なので、川砂を入れていきます。
インテリア用の溶岩にコケを定着させる
溶岩?の凸凹に用土を少し詰めて、オオカサゴケを定着させます。
霧吹きで瓶の中を湿らせる
霧吹きでオオカサゴケを湿らせてからフタをし、完成!
苔テラリウムをつくるときの注意点
私の反省点も含め、書いていきたいと思います。
- ミリオンAを最初に敷き詰める!
- 用土はこころもち少なめに
- 蓋は開け閉めしやすいものを
私大好きミリオンA、ハイドロカルチャーでは欠かせないミリオンA。
苔テラリウムでも当然使いま……
忘れてたー!!(ノД`)・゜・。
まさかの、大好きなのに、忘れていたの。
だってハイドロカルチャーじゃないから。
そういうわけで、上記の瓶はそのうち水が腐ってくるかと思います。
……作り直しです。
が、まあ、腐ってから考えよう。
ちなみにミリオンAを入れるタイミングは、最初の小石を敷く前です。
続いて土のことです。
普段鉢植えをやっているためか、土をいつもの感覚で入れてしまいがちです。
でもね、鉢植えは基本的に立った状態で見るけど、テラリウムは横から見ることが多い。
だから土はそんなに入れない方がいい。
しかも今回の場合は溶岩?に定着させているから、なんだったら要らないくらい。
(そもそも苔は根から水分や養分を摂らない)
でも出来上がってみたら、半分くらい用土と石で埋まっていました。
1週間くらいで3分の1くらい沈んだけどね。
それでも苔に空気が必要だし、次からは用土の量に気をつけようと思います。
最後に、容器の蓋について。
オオカサゴケのように湿度が高い環境を好むコケは、しょっちゅう霧吹きで湿らせておかなければなりません。
1日忘れただけで、端っこが枯れてしまったの……。
だから容器も蓋つきのものが必須です。
で、この蓋もしょっちゅう開け閉めするものだから、あんまり密閉性が高いもの(回して蓋するタイプのやつとか)だと面倒くさくなるのかな、と思います。
私のような面倒くさがり屋の方は特に、簡単に開け閉めしやすいものを選びましょう。
(今回私が購入したのは、このWECKのシリーズのもので、ふたは上に載せるだけになっています。)
やはり用土は3分の1近くの高さまで沈みました。
そして毎日数回霧吹きをするもんだから、川砂の上まで水が溜まっています。
これはこれでインテリア性があるような気がしないでもないですが、いつかは水を入れ替えないといけないかと思います。
ミリオンAも敷かなきゃいけないし、今後どういった形で作り変えるかが課題です。
……あとね、ホウオウゴケもね。
水に浸けた状態で、持て余しています……。